性格悪い同僚の医療事務に悩むあなたに…対策４選

「医療事務で働いていみたけど…性格悪い同僚が多くて…」

そんなお悩みをお持ちの方に、医療事務の仕事を誇りを持って働いていくご提案をさせていただきます。

医療事務の職場環境は個人医院のような小さな職場ですとなおさら、女性だけが多く同僚間の人間関係で悩みがちです。

この記事でわかること

◆性格の悪い医療事務の特徴
◆医療事務職の今時事情
◆性格の悪い医療事務がいたら…対策法４選
◆医療事務の心得８選
◆性格悪い医療事務がいる原因

医療事務の職場環境をどのように考えれば未来志向の人生を想い描けるでしょうか？

この記事を読めば、医療事務として誇り高く素晴らしい人生にしていく思考と行動ができるようになるでしょう。

20年以上、医薬品卸のMS（営業マン）としてたくさんの医療事務と接してきた私が解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、素敵な人生を手に入れるきっかけとしてください。

性格の悪い医療事務の特徴

性格悪い医療事務の特徴とはどのようなものでしょうか？

例えば下記のような特徴があります。

「うちのクリニックの同僚ってさ…こんな性格悪い医療事務がいて困るの…」と言う前に、あなたも性格悪い医療事務になってないかチェックしてみましょう。

体調のすぐれない患者にすら冷たい対応

医療事務の対応が冷たい態度をとることはその医療機関にもマイナスで、患者にも同僚にもマイナスになり、誰も得がありません。

まず初めてクリニックを訪れて第一印象が冷たい態度で対応されたら、患者はますます不安になってしまいます。

患者が不安を抱えながら訪れた医療機関…その顔になるのはまずあなた…医療事務なのです。

冷たい態度は患者、同僚だけではなく、あなた自身の仕事へのモチベーションも下げてしまいます。

医師や看護師など相手によって態度が変わり過ぎる

どうしても地位が上とみてしまう医師や看護師に態度よく笑顔で接することができるのに、同僚、年下、後輩には配慮が欠けてしまうことがあります。差別意識を感じさせて職場の雰囲気を悪くします。

地位が上とみてしまう医師や看護師に態度よく笑顔で接するほうが得だと感じてしまうからです。

せめて自分より目下は適当な態度で…というのではなく、快く潤滑に仕事が進むようにしたいものです。

人の陰口を言う

人の陰口は言わない、また他の人との陰口で盛り上がる…あんてことはやめましょう。

本人のいないところで陰口を言っているとその人に会った時にはそのネガティブな感情が表情や態度に出てしまうからです。

陰口が会話で盛り上がるなんて時は、スッとその会話から離れたり、話題を変えるようにしましょう。

今時の医療事務は性格悪い人が多いのか？【医療事務事情】

今時の医療事務の環境はどのようなものか、下記に示します。

ご自分の職場と似ているところあれば要チェックです。

医師や看護師からみれば立場は下に

国家資格を持っている医師と看護師から見れば医療事務は立場が下になりがちです。

医療事務にも様々な民間資格は存在しますが、なくても医療事務の職に就くことはできます。

本来、人間的には平等ではあるはずなのに、どうしても日々の診療の中ではできることが異なるそれぞれ医師、看護師、医療事務では立場は異なります。

医師や看護師、事務長など立場が上の人に態度が豹変してしまう医療事務が多いのも現状です。

医療事務の職場は人間関係は悪くなる傾向に

とくに個人クリニックでは人間関係が悪い医療事務の職場は多々あります。

個人医院ではなおのこと、そう広くはない事務室や受付において勤務時間の間、または休憩時間すらずっと同じ空間で過ごすこともあるからです。

せめて休憩時間くらいは一人の時間を確保したいものです。

医療の職場は閉鎖的とも言えます。

仕事をしていく中でキツい性格になる？キツい性格の人じゃないと続かない

性格悪い医療事務は、仕事にもまれた結果、性格が悪くなってしまった…ということもあります。

体調のすぐれない患者への対応にも無理をしてしまいます。

また医師には患者への対応を徹底的に優先させる傾向にあり、自己犠牲の精神を求められるからです。

例えば長い診療までの待ち時間。あまりに長時間になってしまったら医師は医療事務に対し積極的に声掛けを求めます。待ち時間を謝罪するなどの配慮を求めるのです。

実際は医療事務の仕事は会計や電話応対など多岐にわたるので、なかなか配慮が行き届かないこともありますがそれを非難されるわけです。

結果、性格が悪く思われてしまう医療事務もいるのです。

いかに「さばく」かという視点で仕事をする医療事務もいる

とくに診療までの待ち時間が長いことはクレームに発展しやすいです。

苦情を避けるために患者対応の質を落としてでも患者を「さばく」ことを重点において仕事をしてしまう医療事務は性格が悪いと思われるわけです。

焦らずに目の前の患者に対して丁寧に接していきたいものです。

性格の悪い医療事務は新人や仕事ができない人へのいじめもしてしまう

性格の悪い医療事務は新人や仕事ができない同僚にいじめをしてしまう傾向もあります。

それは自分の仕事量が忙しいのにさらに増えてしまうからです。

冷たい態度で新人に当たったり、仕事を教えてあげないので、いつまでたっても現場は楽になりません。

性格が悪い医療事務の同僚がいたら…対策４選

次に性格悪い医療事務の同僚がいたらどんな対策をしておけばいいのかを具体例を用いて示します。

性格が悪い医療事務の同僚がいたら…対策４選

①味方をつくっておく
②最低限の仕事はきっちり・つまらないミスは避けて
③気にしない
④思い切って職場を変えてみる【転職】

下記に一つずつ解説します。

①職場で味方をつくっておく

性格悪い医療事務の同僚がいたら、まず気の合う他の同僚との関係を作っておきましょう。

気の合う同僚は時に改善策を話し合ったり、悩みを打ち明けたり、時には励ましあうこともできます。

気が合うようなら勤務時間、休憩時間だけでなく、職場以外での交流を深め、仕事と関係ないこと（食事、カフェ、映画など娯楽、ドライブ、観光など）でも楽しめる仲間となっておきましょう。

気の合う仲間を作ることができれば、性格が悪い医療事務がいても気にならなくなるでしょう。

②最低限の仕事はきっちり・つまらないミスは避けて

医療事務の仕事は多岐にわたり刻一刻と求められるタスクは変化します。とにかく基本的な仕事に関してはつまらないミスを避けるよう、しっかり仕事はこなしていきましょう。

つまらないミスは性格が悪い医療事務の同僚から恰好の非難材料となってしまいます。

そのためしっかりとした患者や同僚へのあいさつ、言葉遣いは心がけ、身なりも医療人らしく清潔感のあるものにしておくことです。

最低限の仕事はきっちりするだけで非難されることが減り、性格の悪い医療事務との接点が減っていくでしょう。

③気にしない

性格悪い医療事務に何を言われても気にしない…と言うのも一つの攻略方法です。

あの人はこういう性格の悪い人だから…と最初から割り切って考えましょう。

何を言われても、何をされても、あなたは涼しい顔でクールにその場を切り抜けていくのです。

そうすることであちらもあきらめがついて、何もかかわってこなくなるでしょう。

④思い切って職場を変えてみる【転職】

性格悪い医療事務とかかわらずに済むのには【転職】という選択もとてもよいです。

置かれた環境が悪いならもっと良い環境を探し求めるのです。

以前は転職することはネガティブなイメージもありました。

現在はキャリアの時代です。終身雇用の時代は終わったとも言えます。転職が珍しくはない時代となりました。

思い切ってあなたのスキルを発揮できる良い人間関係を再構築できる職場を求めて転職を考えましょう。

転職活動にはリスクはありません。転職活動をやることに失敗はありません。

もし転職先が見つからなければ今の職場でもう少し継続していくだけのことです。

転職活動はノーリスクなのです。

性格悪くなってない？医療事務の心得８選

一生懸命、患者さんに対して考えて仕事をしている医療事務のあなた。

でももしかしてあなた自身が性格悪い医療事務になってしまってないでしょうか？

医療事務の心得８選を下記で再確認してみてください。

医療事務の心得８選

①明るいあいさつ 正しい言葉遣い
②印象の良い動作
③笑顔　口角をあげて
④清楚な身だしなみ
⑤ある程度のスピード感で
⑥同僚とのチーム・プレイを
⑦細やかな気配り
⑧患者の回復、感謝こそが成果

「あの医療事務の同僚は性格が悪くて困る」そう悩んでいたあなた自身は相手側からすると同様に「性格が悪い」と思われているかもしれません。

一つずつ解説します。

①明るいあいさつ 正しい言葉遣い

医療事務はその医療施設の顔です。

患者が最初に会うあなたは明るいあいさつで迎い入れ、正しく丁寧な言葉を持って患者と接しましょう。

明るいあいさつと正しい言葉遣いは職場の雰囲気もよくします。

②印象の良い動作

印象のよい動作で患者や同僚と接しましょう。

おつりや診察券の受け渡しは他の作業をやめて両手で確実に。

印象のよい動作は患者との関係、職場の雰囲気をよくします。

③笑顔　口角をあげて

医療事務の仕事は多岐にわたって忙しいです。

しかし笑顔を絶やさず患者の安心を得ていただきたいものです。

なにもずっと笑顔を絶やさずにいるほど無理はしなくても大丈夫です。

でもパソコン入力、ちょっとした空き時間などでも少しだけ口角を上げることに意識してみましょう。

柔らかな笑顔が患者への関係と職場環境を良くしていきます。

④清楚な身だしなみ

医療の現場らしく清楚な身だしなみを整えてましょう。

髪はまとめて、メイクは必要最低限に、爪は短く切っておきましょう。

美しさは外見を着飾ることではなく、必要最低限の清楚さから生まれます。

⑤ある程度のスピード感で

医療の現場ではある程度のスピード感で仕事をこなしましょう。

速すぎるとかえって仕事が雑になりますし、遅すぎては患者を長時間待たせることになります。

ミスをしない程度のスピード感を持って、かつ丁寧な応対ができるように心がけましょう。

⑥同僚とのチーム・プレイを

医療事務の他の職種（医師、看護師、検査技師、臨床検査師、薬剤師など）との連携を重ねていきましょう。

医療事務は全ての医療にかかわる職種との連携が必要です。

⑦細やかな気配り

患者や同僚が「こうしてくれたら喜んでくれるかな」という細やかな気配りができればレベルも一つ二つアップすることになります。

決められた仕事を少しだけ気配りできれば、同じ仕事をしている同僚とも差がつくものです。

細やかな気配りはあなたの職場を良くし、評価もあがり、ゆくゆくは人生を豊かにしていくものとなります。

⑧患者の回復、感謝こそが成果

医療の最終目標は患者の回復です。回復した患者から感謝されることが医療事務だけでなく、医療にかかわる仕事をしている人にとっては最高の成果です。

その成果が得られることがあなたへの報酬額として後からついてくるものです。

目の前の患者一人ひとりの回復を目標に日々の仕事をこなしていきましょう。

性格悪い医療事務がいる原因

あなたの医療の現場に性格悪い医療事務がいるのはもしかして他の要因もあるかもしれません。

院長や事務長のマインドによるところも…

もしかするとあなたの医療の現場のリーダーがリーダーの役割を果たしていないということも考えられます。

リーダーが自分の仕事でめいいっぱい…とりまとめる資質もない…ということも。

だからこそ性格悪い医療事務があなたの職場に平然といるのかもしれません。

自分で招いてる部分もあるかも…

もう一つは性格悪い医療事務がいるのは自分で招いているところがあるかもしれないということです。

性格悪い医療事務はあなたががんばってても、ゆるく仕事をしていても、どちらにせよ周囲に悪い雰囲気を出しているものです。

次にあなたが医療事務として幸せになる手段を考えてみましょう。

まとめ：医療事務として幸せに生きるために

性格悪い同僚の医療事務など、他人や職場環境に左右されず、あなたが素晴らしい人生を送るために下記に示すことを検討してみましょう。

性格悪い医療事務がいたら…ポイント

◆我慢して今の職場にいることはない
◆【我慢は美徳】という時代ではない

具体的に行動することで人生がより良く変化していくことでしょう。

転職を検討してみよう

転職活動にはリスクがありません。うまくいかなければ今の職場にとどまり、よい職場を探し続けることでよい結果が得られます。

今のあなたが他の施設ではどのような評価が得られるのかを知るだけでも就職活動には意味があります。

ぜひトライしてみましょう。

異業種への転職

異業種への転職は一つステップ・アップした転職活動となります。

今あるスキルがすべて活かせますがさらに他の対応力も求められます。

主な医療事務のスキル

◆パソコン入力スキル
◆レセプト業務（診療報酬に関するスキル）
◆接客、応対スキル（コミュニケーション能力）

上記の主なスキルを活かしつつも、これら以外のスキルは転職先では千差万別です。

そこは次の職場で培うなり、勉強をするなりが必要となってきます。

また医療関連職には独特の弱みがあります。

医療事務の弱み

◆診療報酬が決まっている→報酬（給料）が飛びぬけて良くなることがない

診療報酬が決められていることで、飛びぬけて業務効率が上がったり報酬が上がったりすることが将来考えにくいのです。よほど国が診療報酬を大きく上げない限りは医療事務の給料は上がりにくいと考えられます。

思い切って異業種への転職も積極的に考えましょう。

また、大手の派遣会社では学びの場があることも。大病院への転職も視野に入ってきます。

資格を取っての転職【医療事務と相性のよい転職に活かせる資格】

転職先での必要なスキルがあるならば、現在の医療事務の仕事を続けながら勉強して資格をとることも有効です。

資格があることはなんと言っても強みです。

学校や大学で学ぶ必要がある医師免許、看護師免許、薬剤師免許などは時間と学費が必要となります。

まずは通信講座などを通して資格取得へ向けて勉強をしてみましょう。

医療事務と相性のよい転職に活かせる資格は下記です。

医療事務と相性のよい転職に活かせる資格

◆簿記
◆ファイナンシャル・プランナー
◆登録販売者
◆宅地建物取引士など

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今の医療事務の仕事を誇りを持って継続することもあなたの人生にとっては生きがいになります。

視野を広げて転職活動をすることも重要で、あなたの人生がより良いものとなることを願っています。